今回は、Windows で PowerShell をアップデートする方法についてみていきます。
※内容は最新のバージョンと異なる場合があります。また、作業等は自己責任でお願いいたします。
PowerShell 起動時に表示されるメッセージについて
Windows 11 から 既定のターミナルアプリケーションが Windows Terminal(初期プロファイル: Windows PowerShell
) となりましたが、Windows Terminal
を起動すると以下のようなメッセージが表示されることがあります。
Windows PowerShell
Copyright (C) Microsoft Corporation. All rights reserved.
新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!https://aka.ms/PSWindows
このメッセージについては、最新バージョンの PowerShell をインストールして Windows Terminal での既定のプロファイルを変更することで対処できます。
なお、2022/12 時点の表示名とバージョンは、
Windows PowerShell
: PowerShell 5.x 系PowerShell
: PowerShell 7.x 系
となっています。
以下、インストール方法や設定の変更についてみていきます。
※ すでに最新バージョンをインストール済みの方は→「インストール後の設定」へ
(補足) PowerShell のバージョンを確認する
手順
- Windows Terminal 等で
PowerShell
を起動する $PSVersionTable
コマンドを実行するPSVersion
を確認
最新バージョンの PowerShell をインストール
大きく分けて二種類の方法があります。
- Windows パッケージマネージャ
winget
を使用する - インストーラを使用する
※ Microsoft 公式のドキュメントページでは、 winget
の利用が推奨されているようです。
方法1 winget
を利用する場合
手順
- Windows Terminal(プロファイル:
Windows PowerShell
) を起動する winget search Microsoft.PowerShell
コマンドを実行し、最新バージョンの PowerShell を検索winget install --id Microsoft.PowerShell --source winget
を実行してインストール- PC の再起動
方法2 インストーラを利用する場合
手順
- https://learn.microsoft.com/ja-jp/PowerShell/ を開く
セットアップとインストール
内のWindows に PowerShell をインストールする
から任意のインストーラ ファイルをダウンロード- 2 でダウンロードしたファイルを実行してインストール
- PC の再起動
インストール後の設定
手順
- Windows Terminal を起動する
設定
を開きスタートアップ
内の既定のプロファイル
を選択Windows PowerShell
からPowerShell
に変更し、内容を保存- Windows Terminal を再起動する
※ 手順3 において、 PowerShell
が一覧にないことがあるようです。
対処法としては、PC の再起動・PowerShell の再インストール・Windows Terminal アプリの修復やリセット(*1)等を行うと表示される可能性があります。
(*1): Windows Terminal アプリの修復やリセット
必要に応じて Windows Terminal アプリの設定から設定ファイルをバックアップしておきます。
設定アプリ
を開くアプリ
セクション内のインストールされているアプリ
を開く- 一覧の中から
ターミナル
を探しメニューから詳細オプション
を選択 リセット
セクションの修復
もしくはリセット
を実行する