【Tips】便利なGoogle検索テクニック まとめ




 何かを調べる上で欠かせないGoogle検索ですが、最近では深く考えずにキーワードを入力してもサーチエンジンがこちらの意図を汲み取ってくれたり、使用者や場所に合わせて結果が変化したり、キーワードによって表示が変わったり...と日々進化し続けています。

 そんなGoogle検索においては、基本的に「AND」・「NOT」・「完全一致」検索あたりを組み合わせれば、たいていの情報は手に入ると思いますが、それ以外にも便利な手法がたくさんあります。

 ということで今回は、日々増え続けている情報やサービスを効率よく絞り込んでいくために、知っているとちょっと便利な検索テクニックをみていきたいと思います。






検索演算子(Search operator)を使った基本テクニック


 検索したい言葉に「検索演算子」と呼ばれる記号を組み合わせることで、検索結果の幅を広げたり狭めたりすることができます。意識せずに使用されている方も多いのではないでしょうか。

AND検索


検索演算子: スペース(空白)

 入力された複数のキーワードすべてを含むページを表示します。検索の幅を狭めていく上で、もっとも基本的かつ有名なテクニックといってもいいかもしれません。


NOT検索


検索演算子: -

 入力された複数のキーワードのうち「-」がついているキーワードを含まないページを表示します。名前が同じ(もしくは似ている)でジャンルが違うものや、特定のウェブサイトを除いて検索したいときに便利です。

など

OR検索


検索演算子: OR

 入力された複数のキーワードのうちいずれかを含むページを表示します。お互いに関連する言葉や、同義語・類語、外来語とそのカタカナ読み、複数の読み方があるものなどを用いることで、検索結果の幅を広げることができます。

など

完全一致


検索演算子: ""

 引用符で囲まれた語句に完全一致する内容を含むページを表示します。記号の数や語順、表現(変換の有無、旧漢字の使用、造語など)といった指定が可能なので、例文検索や「ピンポイントでこの情報が欲しい」といった場合に便利です。検索結果の幅を狭めるときに使用します。

など

価格を検索


検索演算子: $

 「指定した価格でのおすすめ製品を紹介している記事」がヒットしやすいといった印象です。単純に予算で製品を絞り込みたいときや、実売価格を調べたいときは、Googleショッピンをはじめとした「価格比較サービス」および各種ショッピングサイトでの絞り込みを利用するのがベターだと思います。


数値の範囲内で検索


検索演算子: ..

 二つの数値の間にピリオド二つを入力することでその範囲を検索できます。検索範囲の幅を狭めたいときに役立ちます。

など

不明な語句を検索(ワイルドカード検索)


検索演算子: *

 語句の一部が不明なときに、その部分へ「アスタリスク」を挿入することで語句を適当に補って検索してくれます。歌詞やセリフ、人名、作品名、型番といった「何か」を思い出したいときだけでなく、「知らないこと」を調べるのにも使えます。また、入力が困難なもの(特殊記号など)の代わりにも使えそうです。

など

ソーシャル メディアを検索


検索演算子: @

 キーワードの前に@をつけることで、ソーシャルメディア関連ページから優先して表示してくれます。いわゆる「エゴサーチ」や、自分が使用したい(これから取得したい)ユーザー名、アカウント名などを調べるときにも使えます。

ハッシュタグを検索


検索演算子: #

 キーワードの前に#をつけることで、ソーシャルタグ関連ページから優先して表示してくれます。「Twitter」、「Instagram」、「Spotify」など、様々なサイトを横断検索できるという点では有用ですが、ハッシュタグに関してはそれぞれのアプリ・サイトから検索される方が多いでしょうから、使いどころがやや難しいといった印象です。今後の機能拡張に期待したいです。




特定のサイト・ファイル検索に便利なテクニック


 特定のサイトや拡張子に絞って検索することも可能です。「狭く深く」検索したいときに便利な手法です。

拡張子で検索


検索演算子: filetype:

 入力されたキーワードに関する結果の中から、拡張子(ファイルタイプ)を指定して検索します。特にテンプレートやリスト、ガイド、地図、仕様書、説明書、パンフレット、申込書...などの検索に便利です。論文に関しては各学府および「CiNii」、「J-STAGE」、「Google Scholar」等の利用をおすすめします。

など

特定のサイトまたはドメイン名で検索


検索演算子: site:

 特定のサイトやドメインを指定して検索することができます。国や分野で絞り込んだり、調査対象に「サイト内検索機能」がついていないときにも有用です。また、Googleを通して検索することで、対象サイトから直接検索した場合とは違った結果を得られる可能性があります。

など

関連するサイトを検索


検索演算子: related:

 競合・類似・代替サイトを探すときに便利です。

Google でキャッシュされたバージョンのサイトを表示


検索演算子: cache:

 Googlebotが最後にクロールした時点のページ内容を表示します。当然ながら、情報が古かったりレイアウトが崩れていたりすることがあります。また、すべてのサイトでキャッシュが閲覧できるわけではないので注意が必要です。

サイトに関する詳細情報を得る


検索演算子: info:

 指定したサイトの「キャッシュ」、「類似したページ」、「ウェブページを検索」、「対象を含むページの検索」といった情報が表示されます。

表示内容は異なる場合があります




コンテンツの検索に便利なテクニック


 検索範囲をタイトルや本文などに絞ることができます。site:等と組み合わせて検索・調査をおこなったり、競合ページの発見などに便利です。単純な情報収集での使用頻度は低いかもしれませんが、サイト分析をする上で便利なテクニックです。

タイトル検索


検索演算子: intitle:

タイトル内に指定したキーワードが含まれているページを表示します。競合タイトルの調査に使えます。

など

タイトル検索(複数のキーワード)


検索演算子: allintitle:

 タイトル内に指定した複数のキーワードが含まれているページを表示します。

本文検索


検索演算子: intext:

 本文(<body>~</body>)に指定したキーワードが含まれているページを表示します。通常の検索結果とそれほど差がない印象です。とはいっても、実際にキーワードが本文で使用されているページがヒットしやすいので、どういった文脈で用いられているのかを調べたり、本文とその他の要素が異なるページ(本文以外にSEOキーワードが含まれていたり、タイトルと内容が違うページなど)を除外するのにも使えます。

本文検索(複数のキーワード)


検索演算子: allintext:

本文(<body>~</body>)に指定した複数のキーワードが含まれているページを表示します。

URL検索


検索演算子: inurl:

 URL内に指定したキーワードが含まれているページを表示します。競合URLの調査や、タイトル・本文に出にくい情報を得ることもできそうです。

URL検索(複数のキーワード)


検索演算子: allinurl:

 URL内に指定した複数のキーワードが含まれているページを表示します。

アンカーテキスト検索


検索演算子: inanchor:

 アンカーテキスト/リンクテキスト内(<a>~</a>)に指定したキーワードが含まれているページを表示します。会社名・製品名・記事タイトルなどを指定することで、被リンク(バックリンク)の調査、また、ファイル名を指定することでfiletype:のようにも使えます。

など

アンカーテキスト検索(複数のキーワード)


検索演算子: allinanchor:

 アンカーテキスト/リンクテキスト内(<a>~</a>)に指定した複数のキーワードが含まれているページを表示します。


最後に


 紹介した中には「使うことはないかも」なんてものもあったかもしれませんが、組み合わせ次第で思いがけない情報を得られるので、覚えておいて損はない...はずです。

 また、今はそれほど必要でなくても、今後、言葉や記事、サービスなどが増え続けていくのは間違いないと思うので、選択肢の一つとしてこうした検索の仕方もあるんだということを知っておくと、意外なタイミングで役に立つときが来るかもしれません。

 なお、より細かな検索を行いたい場合は、Googleの「検索オプション」をおすすめします。

参考

人気の記事


HOME